3年ぶりにエランでの遠征を企画しました。今回は走行距離約1400Kmの遠征で、コロナ禍で2年にわたり延期されていた福井でのイヴェントです。
今回はエランの準備よりドライバーのリハビリが主題です。そのため職場には5月13日から16日までやや長いお休みをいただきました。2019年に罹患した「リウマチ性多発筋痛症」は2年間の療養で2021年には全快していました。
幸いエランの調子は良いのでオイル交換のみ行い、帰広後に車検も控えているので追加の作業は最小限とし、なべちゃんにロトフレックスの点検程度のチェックをお願いし出発しました。
集合場所は福井県の”一乗谷朝倉氏遺跡”なので、まっちゃんにあらかじめ「あわら温泉」の「灰屋」を予約していただき、前泊の予定で朝7時に広島を出発しました。7時間を予定した長旅です。
今回も参加車両は同じで、同伴車両は黄色の”まっちゃん”号です。諮らずもウクライナカラーとなりました。
いつもの”なべちゃん”にナビ兼ドライバーをお願いし、なべちゃんだよりでの参加です。遠征距離は片道約650Kmのロングドライブです。
小雨の中、山陽道を神戸まで走り、その後北上して播但地方を舞鶴を目指し走ります。このコースは以前denさんと綾部のヤマモト自動車さんを訪問した時のコースと同じです。舞鶴からしばらく日本海沿いの高速道路を走り、まっちゃんのアイデアで敦賀あたりで高速道路を降り、一般道の海岸沿いを芦原温泉を目指して走りました。後に判明するのですが、このコースこそが今回のツーリングコースの一部でした。従って2度楽しんだことになりました。この道は奇岩の海岸線が非常に美しく、かの「東尋坊」に続く道です。とにかく「蟹」を宣伝したレストランや民宿が続きます。
福井に近づき、これまたまっちゃんの提案で、日本にそのまま残る貴重なお城とのことで丸岡城に寄りました。こじんまりとしたお城で、歴史的な考察を楽しみました。写真は入場券ですが、雨に濡れてしわしわです。私としては永平寺もおすすめでしたが時間の関係でスキップしました。
宿の「灰屋」では少しぬるっとした美肌温泉を楽しみ、日本海の幸を堪能、地酒も適当に飲んでご機嫌で、明日は晴れることを祈って、床に就きました。お土産もゲットしました。
宿から”一乗谷朝倉氏遺跡”までは40分ほどかかります。途中でガソリンを給油して集合場を目指しましたがあいにくの大雨で「これからどうなるの」。
到着後、懐かしい顔、新鮮な顔と対面して1時間ほど待ちました。
岐阜のH.A.さんは「まさか今回は広島からは来ないだろう。」と思っていた由。また、今回は幹事のMさんよりBグループのリーダーを仰せつかり、こま図を頼りに出発です。なべちゃんのナビに従ってのドライブです。
今回は土砂災害で予定のラリーコースが使えないとのことでツーリングのみす。初めての土地でこま図を便りのドライブ、さらには5台ほどのグループのリーダーということで非常にストレスがかかります。
「一乗谷」から「万葉の里」までは山道であまり迷うところはなく無事に昼食のレストランまで誘導できました。写真は途中の農道の路肩に集合して撮影したものです。福井は偉大な農業県で平地には田んぼのほかにも広大な麦畑が広がっていました。幸いにもこのあたりから雨は上がり、絶好のツーリング日和となりました。お昼は名物の「そば」をいただきました。
無事にと言いますか、今回も2台のエランがトラブルに見舞われたそうです。1台はブレーキが抜けてしまい走行不能に、もう一台はリアーのタイヤが外れたそうでボディーにダメージがあったようですが、スペアータイヤに交換して以後のイヴェントにも参加されていました。
午後からは前述のように越前海岸沿いの道「漁火街道」をあわら温泉に向けてのコースで2度目の走行になりました。途中何か所か休憩スポットが設定されており、グループ毎に自由に時間を使って、最終的に本日の宿、「スキージャム勝山 ホテルハーベスト」に17:00着を目標に走ります。途中の休憩所として「水仙公園」と「サンセットビーチ」に寄りました。まだ水温が低いと思われる日本海でサーフィンをたくさん楽しんでいました。写真は水仙公園駐車場で撮ったBグループのエランです。このほかに後述しますエランをぶつけてポルシェで参加された京都のNさんがいらっしゃいました。きれいな海と奇岩の海岸線、晴れた空が感じられますでしょうか?
海岸線からスキーリゾートへは福井市内を横切って、ずんずん山道に入っていくことになりす。町中の道はこま図を頼りにしても迷います。グループのメンバーにも援助してもらいながら、また、最後には完全にスマホのナビを頼りにホテルに丁度目的の時刻に到着しました。スキーリゾートへの山道は有料道路で走りやすい道でした。無事到着、ありがとう!
すぐに温泉をいただき晩御飯に備えます。
今回は19:30頃よりバーベキューを楽しむ趣向で、コロナ禍もあり、ビンゴなど特別なプログラムはありません。ところが、京都の大将Micさんがいろいろな賞品を用意されており、突然の表彰式がありました。
名古屋のモナさんが闘病から復活され参加されたということで乾杯の挨拶をされてー−−遠く広島から参加した我々2台も「遠来賞」として日本酒をいただきました。ここでアクシデント。京都からエランをぶつけてしまいポルシェで参加せざるを得なかった同じBグループのNさんへの「残念賞」のお酒を落として割ってしまい、文字通りの残念賞になってしまいました。そこで、広島に賞品を2個持って帰るわけにいかないと思い、私の賞品をお譲りしました。
ホテルは前がスキー場で、この時期には緑の草原でした。
同室になったYさんとエラン談義をしていると、なんとイレブンをレストア中とのことでうらやましい限り。
その後、二度目の温泉につかっていると、岐阜のHAさんや京都の大将Micさんなども入湯され、ゆっくりお話しすることができました。ちょっとのぼせました。
本日は私の誕生日、ラインで家族よりの祝福あり。
ホテル駐車場で記念撮影ののち、ツーリングスタート。
本日は福井から岐阜へ向かって山道を南下します。新しい道の駅「清流のさと しろとり」により、「やまびこロード」へ、楽しいいツーリングでした。本日もリーダーでしたが道に迷いながらなんとか集合場所に到着しました。
Bグループでは途中、燃料ポンプの接触不良によるストップが2台ありましたが、大きなトラブルなく無事に走り切ることができました。
最後の集合場所は「道の駅 白尾ふれあいパーク」で、なんとなく来た事がある感じ。2011年の高山・信州でのツーリングの終点と同じでした。
次回のエランツーリングは長野県 蓼科、次々回は三重県 伊勢志摩開催とのことでした。是非参加したいものです。
12:00 頃にこの地で解散となりました。白鳥インターから名古屋に南下し新名神を利用して広島に帰るルートを選択しスマホナビを頼りに帰路につきました。
ところがnomi号に異変。3000回転当たりでぐずつく症状がでて、途中、プラグ交換。また、キャブのポンプジェットのOリングがほとんど溶けてなくなっており、燃料漏れの可能性があるので交換。症状は軽くなり少し残るものの、4000回転ではほぼ大丈夫との診断。
さらに、「エンジンの回転落ちが悪い」と、なべちゃん。キャブのリターンスプリングが一つなくなっていたので手持ちのものを追加。時速100キロ程度を可及的に維持することで、なべちゃんに運転をお任せで20:00頃には広島に到着しました。
そのころに再び「エンジンの回転落ちが悪い」。驚いたことに、残っていた方のスプリングもなくなっており、追加のスプリングのみの状態。リターンスプリング2個がほぼ同時に寿命だったようです。
そのほかにも、後ろ側のウエーバーがオーバーフロー気味、ルームミラーがぐらぐら、4速ギアが走行中突然抜けるなどの不調あり。原因究明と修理はこれからです。
素晴らしい記念品をいただきました。写真のものに加えて、福井名物のお米もありました。おまけに、最後には仲間に助けられ、今回も、その友情が一層大切な記念品となりました。
5月16日 月曜日 もお休みをいただいて正解。リハビリツアーは無事成功。64歳になり、今後は無理しないようにエランライフを楽しみます。nomi号のリハビリも必要のようです。