エラン ツーリング 2017 in Aichi

 昨年の京都、日本平に続き、2017年もエランでの遠征を企画しました。今回も走行距離1000Kmの中規模遠征で、初めてのサーキット イヴェントへの参加です。

事前の整備

ロトフレックス ヒーターバルブ

(ロトフレックス、ヒーターバルブ)

 日本平のイヴェントの帰りにヒーターが効かず、なべちゃんに風邪をひかせてしまったので、それを修理することと、後方からかすかな異音がするのでデフのマウントなどのチェックの予定で整備しました。
 ヒーターは予想通りバルブの固着で、2年前に新品に交換してあったはずなのですが、新品に交換しすぐに解決。後日、分解してみるとクーラントの成分が結晶となり石のように固く固着していました。
 異音はデフのマウウントではなく、なんと写真のようにロトフレックスの断裂が判明。10年前のレストアでスパイダー社から取り寄せたドライブシャフトにあらかじめ組み込まれていたパーツで、10年持ちこたえてくれてよかったとも言えます。完全断裂するとドライブシャフトが遊び、足回りなどが損傷されると聞き、胸をなでおろしました。こちらも新品に交換しました。

2017年5月19日(金曜日 前日)

 いつもこの時期にあるイヴェントですが、いつもより1週間遅い日程のせいか、花粉症が最悪の時期を過ぎで体調が回復しての出発でした。集合場所は愛知県の”幸田サーキット”なので、まっちゃんにあらかじめ蒲郡の”天空海遊の宿 末廣”を予約していただき、前泊の予定で朝8時集合で広島を出発しました。途中に、聖地 AC Minds さんを訪問することにしました。

出発 出発 

(出発)

 今回も参加車両は同じで、同伴車両は黄色の”まっちゃん”号です。と簡単な記載ですましたくなるところですが、前回の京都でまっちゃん号はかなりの損傷を受け、サンワ自工さんで約1年をかけて全塗装を含む修理を受けて初めての遠征です。
 いつもの”なべちゃん”にナビ兼ドライバーをお願いし、なべちゃんだよりでの参加です。スマホナビにも慣れて、遠征距離も軽井沢に比較すれば短いので、比較的余裕のある出発です。

往路 往路 >

(往路 元気になったまっちゃん号)

 写真は休憩に立ち寄った高速道路のサービスエリアです。最低7時間はかかると見積もり、AC Minds さんに明るいうちに到着するように予定しました。ほとんど予定の通りに AC さんに到着、コーヒーをご馳走になり、明日のイヴェントのサポートをされることなど説明を聞き、魅力溢れる在庫車を鑑賞させていただき、宿に向け出発しました。
 往路で nomi号のキャブの調子が今一つでした。なべちゃんの診断でメインジェットが大きすぎると判断し155→145 へと変更するため、AC さんでジェットを購入し交換しました。これがチョンボのはじまり。

宿 

(AC→天空海遊の宿 末廣)

宿 宿

(天空海遊の宿 末廣)

 宿は海沿いの小高い丘の頂上にあり、景観は抜群でした。
 温泉を楽しみ、三河湾の幸を堪能、地酒も適当に飲んでご機嫌で明日のイヴェントに備え床に就きました。

2017年5月20日(土曜日 第1日目)

三ケ根スカイライン 地図

(三ケ根スカイライン、地図)

 宿から幸田サーキットは非常に近いので、近くの”三か根スカイライン”に寄ってみることになりました。景色は良いかったし天気も最高でしたが、コースは今一つ。施設も廃墟が目立ちまた行ってみたいコースには残念ながらなりませんでした。

到着 サーキット

(幸田サーキット)

 写真左は幸田サーキット到着の図。右はコース図。

ブリーフィング ブリーフィング

(ブリーフィング)

 幸田サーキットは”こだ”と読みます。写真左の様に広島の高田サーキットのようなこじんまりとした施設です。午前中は一般車両がタイムアタックを行っていました。
 お昼頃にかけて参加エランが集まり、結局41台の参加であった由。ゼッケンやポンダーをエランに取り付け準備中の図です。

サーキット走行 サーキット走行

(サーキット走行)

 イヴェントは設定タイムより遅いタイムで最も近いものを争う”タイムトライアル部門”と最速タイムを争う”タイムアタック部門”の2本だてです。タイムトライアル部門で5週走るのですが、完熟走行を兼ねており安全を考えた良いメニューだと思いました。
 写真左はタイムトライアルを待つCグループのnomi号を含むエランたちで。同じくらいのチューニングレベルの車両が組になるように配慮されています。同様に写真右はEグループで最速軍団のエランたちです。
 キャブの調子が今一なのと、暑さで人間が参っていること、タイムアタックしても到底勝ち目はないことなどよりタイムアタックは断念して応援に回りました。まっちゃんはアタックにも出走し良い走りでしたが、結構派手なスピンをやらかしひやっとさせられました。
 後でなべちゃんに聞いたところ、「プロのドライバーはnomi号で本日の最速タイムよりも良いタイムで走れる。」とのこと。勝ち目はないと怖気づいた自分が少し恥ずかしくなり、「今後は自分と競争するためにサーキット走行を楽しもう。」と決心しました。

 リゾートリンクス リゾートリンクス

(リゾートリンクス)

 無事にと言いますか、3台のエランが車載車のお世話になったそうですが、サーキット走行を終え、本日の宿、リゾートリンクスに向かいました。
 リゾートリンクスは蓮車親爺さんを訪ねて初めて名古屋を訪れた時、denさん夫妻と招待されて宿泊した施設で懐かしい記憶を蘇ります。昨日の宿は湾の対側でお互いに存在を確認できるほどの距離です。

 パーティー パーティー

(パーティー)

 パーティーそのものは例年とほとんど同じ進行で、タイムトライアル部門、タイムアタック部門の成績発表と表彰、ビンゴゲームなどです。トライアル部門は左ハンドルのシリーズ1の方で、アタックでも果敢な素晴らしい走りをされ印象に残った方が優勝、アタック部門はDグループで図抜けた走りをしていた方がトップタイムでした。いつも優勝されるEグループの大会会長のH.A.さんはクラッチが寿命で滑り始めたとのことで2位でした。
 Tシャツをゲットしました。お酒が入りすぎてビンゴあたりからの記憶が定かではありません。

2017年5月21日(日曜日 第二日目)

第二日目 第二日目

(トヨタ博物館へ)

 翌朝はリゾートリンクスより各自思い思いに10:00までにトヨタ博物館駐車場に集合です。
 慣れない道なので、私がスマホナビの係をしてなべちゃんが運転、まっちゃんは後に続き、1時間少しのドライブで到着しました。写真は駐車場に到着の図です。MZさんにいただいた写真です。

第二日目 第二日目

(トヨタ博物館)

 この時助手席で鈴が鳴るような異音がエンジンの方からすることに気が付き、駐車場に到着と同時にエンジンルームを確認しました。そうしたら、なんとプライヤーがエンジンの上に置き忘れてありました。そう、ACさんでジェット交換した時置き忘れたもので、そのままサーキット走行していたことになります。大きなトラブルにならなくてよかった。私のダイチョンボでした。

トヨタ博物館 トヨタ博物館

(トヨタ博物館)

 トヨタ博物館内では、綺麗なお嬢さんがツアーガイドしてくださり、とても勉強になりました。この博物館はトヨタ車に限らず偏りなく車の歴史やこれからの展望などのテーマを取り上げて展示しており、非常に好感が持てる内容でした。博物館のメカニックの方より展示車両の維持の技術や苦労などのお話を伺い、昼食となりました。

集合写真

(集合写真)

 集合写真を撮影して皆さんとお別れです。
 次回は湘南が幹事とのことでした。

帰路帰路

(帰路)

 13:30ころに、ここで解散となりました。伊勢湾岸道路を経由して広島に帰るルートを選択しスマホナビを頼りに帰路につきました。
 途中、nomi号のライトポッドが上がらなくなりパーキングで緊急点検。ポッドを左右から止めているホルトの緩みが原因で、正規のボルトナットが使われていないのが原因とのこと、応急処置で事なきを得ました。
 さらに走っていると兵庫県あたりでまっちゃんが緊急にパーキングに入りました。「何か落ちた。」とのこと。エンジンをかけるとオルタネーターのベルトより滑り音。オルタネーターの下側のボルトの脱落でした。パーキング内のガソリンスタンドにSOS。M8のボルトナットをゲットしなべちゃんが車の下にもぐって応急処置。車速を90Km/hまでとしてそのまま走って帰ることになりました。おかげで予定より1時間程度遅れて22:30頃広島に到着しました。

メーター

(走行距離)

 1200Kmの冒険でした。お世話になりました。皆さんありがとうございました。リスキーなサーキットイヴェントを無事に成功させたEOCJ セントラルの底力に敬意を表します。

記念品

(記念品)

 <後日談>
 広島県に入ったあたりからマフラーがするような音に気が付いていました。翌朝、明るいところでよく見ると、マフラーステーのゴムがちぎれていました。
 写真は”チーム エラン”よりエラン ツーリング10周年を記念して頂いたキーホルダーです。とても良い記念になりました。有難うございました。

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